こいのやまい

「こいのやまい





うえ〜ん>< うえ〜ん><
おむねがいたいよ〜
おばあちゃんのところへそうだんにいきます




「おやおや、どうしたんだい?」

ぐっさんのことをかんがえるとおむねのあたりがずきずきいたむの
おむねがきゅんとしてくるしいの

「あらあら、このこったら」
「それはね、『こい』っていうのよ」

『こい』?

「にんげんはだれでもすきなひとのことをかんがえるとむねがきゅーっとなっていたくなるものよ」

おばあちゃんも『こい』したの?

「もちろんしたわよ」
「そのむかしおじいちゃんと・・・・まつりがおわってだれもいなくなったこうえんでおじいちゃんのくちびるが・・・そこはだめよ、ごんぞうさん・・・」

おばあちゃん?なにいってるの?おばあちゃん?

「あら、わたしったら、まごのまえではずかしいわ」
「でもね、『こい』することははずかしいことじゃないのよ」
「すきなひとのなまえをさけんでごらんなさい、すこしはらくになるわよ」

ぐっさんだいすき〜><
ぐっさんだいすき〜><
ぐっさんだいすき〜><


うえ〜ん>< うえ〜ん><
もっとおむねがいたくてくるしくなったよ〜
ぐっさんにあいたくなったよ〜
おばあちゃんのうそつきー

「あらあら、じゅうしょうね」